本校の高校3年生が俳句大会で最優秀賞を受賞する
2020.07.13
本校の高校3年生の櫻井陽輝君が、第22回高校生俳句大会(主催:神奈川大学)で、最優秀賞に輝きました。
これは、高校生対象の俳句大会としては国内最大規模を誇る権威あるものです。
この賞は、著名な五人の俳人を審査員に戴くもので、櫻井君の句を推挙されたのは、長谷川櫂先生でした。
櫻井君の受賞句は次の三つです。
新盆や勾玉に似る貝の殻
黒革のソファーがたのし盆帰省
四万十の月の鳶となりにけり
これらの句の評価や受賞の経緯については、「17音の青春2020」(角川書店)に詳細がございます。
櫻井君は、一昨年から俳句に興味をもち、句作を続けてきました。
昨年、思うところあって俳句の旅として、伊予の松山から土佐の桂浜に遊んだそうで、その旅で俳句の底の深さを改めて感じ、益々、興味をもったとのことです。
受賞を報告した柴田校長と、句作について心掛けていることや、柴田校長の体験した文学を通しての外国人との交友などに大いに花が咲き、激励を受けた櫻井君。
高3にあってもその風流を楽しむ雅の心に一同、感心しています。
櫻井君の喜びの声
この度の受賞、大変嬉しく思っております。高一のときに俳句を始めて以来、その奥深さに引き込まれていきました。
17音という言葉のなかで表現する景には、絵画や写真とはまた違った趣があるように思います。
これからも四季やその文化を楽しみながら俳句に励んでいきたいと思います。